今更ながら、DRAKEの"So Far Gone"を聴いている。CDになっているやつでなく、タダで落とせるヤツの方。もちろん、合法よ。"Take Care"にガッツリはまったことと、今MixTapeを聴きあさっている流れから聴いているのだけど、これがリリースされたのは2009年かな。ちょっと前にさかのぼるので、リアルタイムなMixTapeと単純な比較をするのはちょっと乱暴かもしれない。


とはいえ、全体を通して流れるトラックはパーツが削ぎ落とされたものばかりで、もっと突っ込んで言えば、スカスカで単調な曲がツラヅラと並んでいるのだ。それでもこのMixTapeは今聴いてもほかのHipHopとは区別されるべき特徴を持っており、それは今のDrakeの作品に直接的に繋がっているものでもある。なんつっても、スカスカとは言え、そもそもトラックがあまりHipHopではない。アンビエントなものが多く、軽めのハウスっぽいものがあったり、ほとんどロックな曲もある。(だから受け口が広いのかな。この人の場合)Rapのスキルはもちろんバッチリで、やっぱりアメリカ人とはアクセントのポイントが違う。また、この人の場合は歌とラップを行き来するのが大きな魅力になっている。そしてなんと言っても、Mixtapeシーンを代表する名曲"Best I Ever Had"でやられてしまう。


Radioheadに例えるならば、"Pablo Honey"、Oasisならば"Definitry Maybe"、その後の大きな名作に繋がる、Next Stepに向けた重要な作品であろう。え、例えが悪い? はい、ゴメンナサイ。。


So Far Goneはこちらからどうぞ。
http://www.datpiff.com/Drake-So-Far-Gone-mixtape.34130.html